GAS × Difyで問い合わせ分類AIを作る方法|非エンジニア向け
はじめに
最近、
- ChatGPT
- Dify
- AIエージェント
などがかなり話題になっています。
ただ実際の現場では、
「AIを導入したけど業務に組み込めない」
というケースもかなり多いです。
特に問い合わせ対応は、
- 内容確認
- 優先度判定
- 担当振り分け
- 返信作成
など、
人手で行っている会社もまだ多いと思います。
そこで今回は、
GAS × Dify
を使って、
👉 「問い合わせ分類AIエージェント」
を作ってみます。
しかも今回は、
- スプレッドシートベース
- ノーコード寄り
- 非エンジニアでも理解可能
を意識しています。
今回作るもの
今回作るのはこちら👇
Googleフォーム ↓ スプレッドシート ↓ GAS ↓ Dify ↓ AI分類 ↓ 結果をシートへ返却
問い合わせ内容をAIへ渡し、
- 分類
- 優先度
- 要約
- 返信案
を自動生成します。
実際の出力イメージ
| 問い合わせ文 | 分類 | 優先度 | 要約 |
|---|---|---|---|
| 商品が届かない | クレーム | 高 | 配送遅延 |
| 領収書を発行したい | 依頼 | 中 | 領収書発行依頼 |
| 送料はいくら? | 問い合わせ | 低 | 送料確認 |
これをAIが自動で判定します。
なぜIF文では限界なのか
例えば、
GASだけで分類しようとすると:
if (text.includes("届かない")) {
category = "クレーム";
}
のような処理になります。
しかし実際には:
- まだ届いていません
- 配送状況を確認したい
- 荷物が来ない
- 発送済みでしょうか
など、
表現がバラバラです。
つまり、
“意味”を理解しないと厳しい
わけです。
ここで生成AIを使うことで、
👉 「意味ベースの分類」
ができるようになります。
Difyを使う理由
今回Difyを使う理由はかなりシンプルです。
① プロンプト管理が楽
コードに埋め込まなくていい。
② JSON出力を安定化しやすい
例えば:
{
"category": "クレーム",
"priority": "高",
"summary": "配送遅延",
"reply_draft": "申し訳ございません..."
}
のような形で返却できます。
③ ワークフローをGUIで管理できる
非エンジニアでも扱いやすいです。
また、
AI部分と業務ロジックを分離しやすいため、
後から改善・調整しやすいのも大きなメリットです。
システム構成
かなりシンプルな構成です。
実際のシート構成
今回のサンプルでは、
スプレッドシートを以下のように使用しています。
| 列 | 内容 |
|---|---|
| A列 | タイムスタンプ |
| B列 | 問い合わせ本文 |
| C列 | 分類 |
| D列 | 優先度 |
| E列 | 要約 |
| F列 | 返信案 |
| G列 | ステータス |

フォームから送信された問い合わせを、
AIが自動解析し、
結果を書き戻します。
今回重要なのは「AIを使うこと」ではない
今回重要なのは、
「AIをどう業務に組み込むか」
です。
ここを間違えると、
- PoC止まり
- 精度不安定
- 現場で使われない
になります。
実際、私も最初は:
- PPTをそのままRAG
- 雑なプロンプト
- データ構造未整理
などでかなり失敗しました。
ですが、
- 入力整理
- JSON化
- ワークフロー分離
を行うことで、
かなり安定するようになりました。
実務ではここが重要
実際の現場では、
- AI精度
- JSON崩れ
- エラー時処理
- API制限
- 運用方法
などもかなり重要です。
特に生成AIは、
👉 “それっぽく間違える”
ので、
「どこをAIに任せるか」
の設計がかなり大切になります。
Udemy講座ではここまでやっています
今回の記事では概要だけ紹介しましたが、
Udemy講座では実際に:
- Dify設定
- GASコード全文
- API連携
- JSON設計
- AIワークフロー
- 実務向け設計
- 精度安定化
まで、
実際に手を動かしながら構築しています。

例えば、
- フォーム送信
- AI分類
- シート反映
までを、
実際に自動化していきます。
今後のAIエージェント講座シリーズ
今後は、
「AIエージェント実務導入シリーズ」として、
段階的に講座を展開予定です。
次回は、
- Gmail
- Googleカレンダー
- FAQ
など、
Google Workspaceと連携した
AI業務自動化を予定しています。
関連記事
- AIエージェントとは何か?ChatGPTとの違い
- Difyとn8nを比較してみた
- RAGでPoCが失敗した理由
- 非エンジニア向けAI導入の考え方
👉 シリーズ全体はこちらhttps://zenn.dev/tigerone1945/articles/e0f4fcba591fb2
おわりに
最近は、
「AIを作る」
より、
「AIを運用へ組み込む」
の方が重要になってきています。
特に、
- スプレッドシート
- メール
- FAQ
- 社内業務
との組み合わせはかなり強いです。
今後も、
- AIエージェント
- Dify
- GAS
- 業務自動化
について、
実務寄りで発信していきます。
Udemy講座について
現在、
「GAS × Difyで実務AIエージェントを作る講座」
を公開準備中です。
- 問い合わせ分類
- 優先度判定
- 要約生成
- 返信案生成
- AIワークフロー
などを、
実際に構築しながら学べる内容を予定しています。
公開後は、
この記事にもリンクを追加予定です。